つながる面白さ


会計の世界史

この本を読んでいて、惣領 冬実のチェーザレ(漫画)

と突然リンクしてゾクッと来た。
サヴォナローラの名前が出てきて、
漫画の絵がブワッと浮かんできたのだ。

イタリアの章で、メディチ家が取り上げられていて、
ロレンツォ・デ・メディチは、会計的には
先代には及ばず、メディチ家の滅亡を招いたようだ。

漫画の方では政治的な立ち位置として、
イタリアの安定の要として描かれていた。
どんな重要人物でも、その生活の背景には
会計があるわけで、興味は尽きない。

3年ほど前に「帳簿の世界史」

を読んでいた時も、ロレンツォ・デ・メディチは出てきたけれど、
読ませ方としては、今回読んだ「会計の世界史」の方が
面白いと感じた。

今の会計システムの歴史が意外と新しいことや、
数々のトラブルを乗り越えるたびに、
新しい社会インフラが発明されるたびに
新しい会計システムが発明されていった過程が
上手くまとめられていて、
非常に興味深く読んだ。

仕組みを構築し、牛耳ることの重要性は
この本を読むとよくわかる。
(良い悪いは置いておいて)

こういう出会いがあるので
読書もやめられない。
散財は続くよどこまでも。