中学生の年なら生きてみてはどうだろう?

■「同級生が金銭要求」中3男子が首つり自殺…埼玉(読売新聞 - 11月13日 00:51)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=116094&media_id=20

50越えた人が死ぬのは勝手だ。

しかし、中学生くらいの子が死ぬのは
なんとも、もったいない気がする。

僕は37になったので、中学と言えば
20年以上前になる。

記憶をたぐり寄せてみると
身体的にはどんどん大人に近づいてはいても
自分の感じる世界、
どうにかできる世界は随分狭いものだった。

それゆえに、友達とうまくいかなかったり
好きな子につれなくされたり
親にエロ本の隠し場所が見つかったり
成績が悪くなったりと言うことが
自分の今、生きている世界を脅かす大事件だった。

それはひとえに、そのころ生きていた社会が
学校と友達と家族だけだったからだ。

実際の行動範囲にしても、
おそらく校区の範囲、半径1〜2kmってところじゃ
ないだろうか。

本当に狭いのである。
そうすると、ちょっとした出来事で
自分の生きている世界が脅かされるのである。

理屈で、頭で、世界が広いと言うことは
インターネットなどのメディアのおかげで
その膨大な情報のおかげで
今の中学生くらいの子供たちは
理解しているのだろう。

でもねぇ、世界って本当に広いんだよ。

理屈で捉えられるレベルじゃなく
世界は広いんだよ。

日本ですら、広いんだよ。

遠くへ行くのに飛行機や新幹線を使わずに
各駅停車で行ってごらんよ。

普段、通学で目にする、目の前の線路が
自分の見知らぬ土地へ確実につながっているんだよ。

ふと目にする目の前を流れる川は
遙か外国へ、南極へ、北極へ
地球の裏側までつながっているんだよ。

周りの大人や先生は
世界が広いと言うことを教えてあげるだけでも
随分救われる子供もいるんじゃないか
そんな気がするわけです。

やっぱり楽しいな。

先日まで、忙しくしていたこととは
全然違うせいかもしれないけれど
加工機回したりして
実験のこと考えるのは結構楽しい。

とは、言ってられない状況ではあるけど
やっぱり楽しい。

さぁ、帰ろ。