2018-01-01から1年間の記事一覧

つながる面白さ

会計の世界史この本を読んでいて、惣領 冬実のチェーザレ(漫画) と突然リンクしてゾクッと来た。 サヴォナローラの名前が出てきて、 漫画の絵がブワッと浮かんできたのだ。イタリアの章で、メディチ家が取り上げられていて、 ロレンツォ・デ・メディチは、…

匿名性とセキュリティと

闇(ダーク)ウェブ これを読もうと思ったきっかけはこの殺人事件 この書籍の著者の一人だったようだ。ほぼ知らなかったことばかり。 ネット上にそういう世界があるのかという驚きと ああ、でも存在するかという納得が ないまぜになった心持になる。違法な商…

帝国主義は形を変えて今も生きている

日本が売られる 堤未果著 今から100年と少し前までは、 武力と科学技術を背景に、 目に見える形で、世界は切り取られ、 力あるものが利益を独占していた。 中心を担ったのはヨーロッパ諸国であり、 帝政ロシアであり、 新興国アメリカであり、 敗戦を迎える…

お金の話、マスメディアが造り上げた虚像に対する誤解

いま君に伝えたいお金の話 村上世彰著 恥ずかしながら、 かつてこの著者、村上世彰氏に対する印象は 良くなかった。完全にマスメディアが造り上げたものに 踊らされていた。その後、氏が監修した「マネーという名の犬 12歳からの「お金」入門」を読んで 印象…

フィクションの難しさ

教誨師 堀川 惠子著 何年か前に読んだなぁと思いつつ、 単行本は部屋のどこかに埋もれているので、 文庫版を再度購入して読み直してみた。きっかけは大杉漣さんが主演する映画を観たからだ。 うっすらした記憶で、たしか仏教系の教誨師だったのになと思った…

おそろしく手間のかかった本

日本国紀 百田 尚樹著 まず、これをまとめ上げた 百田氏の仕事に敬意を表したい。歴史なので、諸説あるだろうが、 この書籍の意義は大きい。 特に近現代史は、この本の7章以降で 流れがつかめると思う。 本来は歴史学者の仕事なんだろうが、 それを望むのは…

最近読んだ本