2015-01-01から1年間の記事一覧
自分も含めて、今の日本人は 国境が陸続きであることが何を意味しているか 本質的に理解できていないと思う。ずっとそうだったわけではないだろう。古くは多くの国が日本にはあったので、 他国と国境(くにざかい)を接する実感はあったんだろう。明治以後、…
過激なタイトルとは裏腹に 内容は、グローバル化に対する警告と 国を成り立たせるものは何なのか 歴史と世界状況を踏まえて論じている。エリートのみがアクセス可能になっていた 高度な知識を、現地語に翻訳し土着化し 多くの人が高度な議論に参加できるよう…
世界を 今、目の前にある状況を どのようにとらえるかを 提示している。身に降りかかったトラブルを 不幸と捉えるか、 ドラマの始まりと捉えるか。現実は、常にコインの裏表で、 状況の対処の仕方で、 良いほうにも、悪いほうにも行く ということを再認識で…
三鷹駅から市民文化会館への道すがら 前回ここで演奏会を聴いたときは 泊ったかもしれないのと とある楽譜を受け取った記憶が蘇った。閑話休題。◆O Nata Lux 光より生まれし光 (Guy Forbes) ◆O Magnum Mysterium おお、大いなる神秘 (Nicholas White) マンス…
その人は、普段は髪の毛がブワッと広がっていて 服装も、山登りか?っていう格好だった。当然スッピンだ。 でも、美人だった。入ったばかりで右も左もわからない頃、 初めての大きなステージで、 僕はその人に魅了されてしまった。その人はソリストで、 ブワ…
最初のステージはモンテヴェルディのモテットとマドリガル。 各パート三人のアンサンブルで 曲ごとにメンバーが入れ替わる構成だった。 パート間のリアルタイムの駆け引きみたいなものは流石に少なかったが、 パートが揃って、音楽的に押さえるべきツボを押…
帳簿の世界史 原題は「The Reckoning : Financial Accountability and the Making and Breaking of Nations」 「怠慢への報い:財務説明責任と国家の創造と破壊」最近読んでいる本で、一番面白かった。内容はタイトルに有るように、 会計や財務という観点か…
樹木希林さんとお孫さん内田伽羅さんの共演、 知ってるはずがしばらく気がつかず。永瀬正敏さんの有り様に、 身につまされるというか、 あーと言葉にならない共感を感じてしまう。 今、劇場で観てよかったと思える作品。 http://an-movie.com/sp/
ハトはなぜ首を振って歩くのか読了。鳥の動作一つ取っても意味がある、 それを探求する面白さが充分に伝わった。その理由については、 本書を参照いただくとして、 読み進めるうちに、著者が自分より年下かも という感覚があった。根拠はないが、自分より年…
勧められて読んでみた。 単行本が94年(すでに廃刊) 今回読んだ文庫本が97年に出版されていた。97年だったら、 一人で花巻を旅行した時に 間に合っていたことになる。(98年) あの頃に読んでいたらと 今更ながらに思う。勧めていただいた方も仰ってたが、 …
会場はカトリック本郷教会。ここに来るのは1年ぶり。 今回は早めに着いたので、近くの六義園に立ち寄った。最初はモンテヴェルディの4つのモテット。 男声陣の安定感が揺るぎなく 多少のブレも全て吸収してしまう。次の和声を狙っている(様に私には聞こえた…
ここのところ、風邪を引いていたのもあるが 読書の集中力が続かない。読む本の内容は、 歴史、経済、外交、工業、科学技術などなど。もともと本は読む方だったが、 歴史、経済、外交に偏りを見せたのは、 東日本大震災がきっかけだった。そういうわけなので…
何故これほどまでに、心が乱れるのか。映画「サン・オブ・ゴッド」 を観た。客観的に観ようと思っていた。 冷静に観れると思っていた。しかし、捕縛、裁判、鞭打ち、 三度の否認、 銀貨を投げ返すユダ、その後の自殺 バラバを釈放しろという群衆 ゴルゴダの…
客観的な知識と歴史 新・戦争論読了。池上彰氏と佐藤優氏の対談本。 面白くないわけがない。中東の部分を読んで ようやくシーア派とスンニ派の違いが 胸にストンと落ちた。現在世界で起きていることを理解する 指南書としては1級品。今朝パリで起こった、新…
本が好きで 本屋さんも大好き。家の近くには 大型書店がいっぱいで、 嬉しい反面、 懐は寒く、 部屋はますます狭くなる。しかし、それにしても 本の種類の多さには感動を覚える。古いのは奈良、平安時代のから 江戸時代は言うに及ばず、 日本に漂着して、帰…