医混定期演奏会感想

昨日、しらかわホールであった
演奏会の感想を。

僕の座った位置は2階席の最前列ほぼ中央部。
過去に医混の演奏会は聴いたことがなく
今回が初めて。

開演前は、次回演奏会の下調べを少々。
(シアターピースをやるので)

演奏会の全体的な印象は
ここまできれいにハモらせてくるかと
うなってしまった。
パレストリーナ宗教曲集
 〜Sicut Cervusほか〜
作曲:G.P da Palestrina
指揮:青木聡典

出だしのパレストリーナ
ガッと捕まれてしまう。
各声部がそろっているので
和音の変化が非常によくわかる。
逆にラテン語の歌詞の切れ目がやや
わかりにくく
歌詞も聞き取れない箇所があった。
指揮は繊細な印象。
(緊張しているのか入退場がややぎこちない)

アトラクションステージ。
小芝居連発。
(あぁ、学生だなぁと変な意味でホッとする)
歌になると急にハモりだすので
小芝居とのギャップがおもしろい。
英語の歌詞は今一つよく聞き取れず。
(本来はドイツ語などを歌うときのように
そろえる練習も必要なんでしょうね。
英語は変に慣れている分、
流してしまいがちです。参考になった。)

第3ステージ。
混声合唱曲集 「木とともに 人とともに」
作詩:谷川俊太郎 作曲:三善晃
指揮:上田一仁 伴奏:藤本真実
ピアノとのアンサンブルに所々?となる。
演奏の完成度は高いと思った。
良くも悪くも上田君の指揮に目がいってしまった。
和音の変化やリズム感は楽しめた。
ソプラノの高音部で
音高、やや届いていない部分あるのと
一部歌詞がわかりにくかった部分があり
残念に感じた。
(この曲は演奏したことがあり、その頭で聴けば
歌詞が自然と浮かんできますが、初めて聴いたという
想定で聞いた場合、わかりにくい所があると感じたまでです)

委嘱ステージ。
OBOG合同ステージ 委嘱作品/初演
混声合唱とピアノのための 良寛相聞
作曲:千原英喜
客演指揮:当間修一 客演伴奏:木下亜子
千原先生の音楽が良い。
それとOB合同と謳ったステージで
ここまでそろったものは、
そうそう聴けるものではない。
世代も違うし、メトードも違うだろうに
それを感じさせないステージでした。
むしろ、いろんな世代が混じることによる
メリットの方が大きかったですね。
男声パート、特にテノールなんかは
良い感じで聞こえてきました。
が、このステージも歌詞を
聞き取りにくい箇所がありました。
人数のせいもあるかもしれません。
また、歌詞が古い日本語のためもあるかもしれませんが
だからこそ、より明瞭に歌う必要があるんだなぁと
参考になりました。

いろいろ書いてきましたが
合唱団のレベルの高さには
正直驚きました。
歌詞がわかりにくいとも書きましたが
強いて言えばの話ですので。
(2ステ以外は)
声の響きや質がそろっているからこそ
目立ってしまったとも言えます。
他で、しかも学生で、ここまでの演奏ができるのは
なかなかないです。誇って良いと思います。

自分自身、お客さんできる機会が少ない中
演奏を聴くのが楽しみになる合唱団が増えたことは
素直にうれしく感じました。
来年も楽しみです。