断言する≠正しいこと

絶対ということばを
よく使う人に、
僕は危うさを感じる。

ハッキリ言うなら
信用できるか
疑わしいと
思っている。

断言することが
正しいことではない。

断言したあと、そのことが
結果的に正しいと言うことが
しばしば言われるけれども
それは、
結果的に正しいのではなく
その言葉を発したことにより
周りがそのように変化していき
結果的にそうなるだけだ。

同じ言葉を、
同じ内容を断言したとしても
違う人が言えば
全く違う結果になる
と言うことを
どれだけの人が
普段意識しているのだろう?

世の中に絶対はないのだ。

客観的に見て
限りなく正しいと思われること
いくつかの検証の末
説明が付くと思われる事はあっても
絶対、と言うものは
ない。

そのことを認識した上で
人はその遙か彼方に
神というものを感じるのでは
ないだろうか?

世界のすべてを
知っているかもしれない
知っている可能性のある存在を。

たかだか生物の一つの種でしかない
人間が、あまり思い上がっては
いかんと、
そう思うのだ。

謙虚でいなさい
と言うことではなく
絶対なんて、知れば知るほど
そんなものは
ないと思い知らされる
中で、謙虚でいる以外
何の選択肢があるというのだろうか?