第2回名古屋公演 シンフォニア・コレギウム OSAKA感想

アリーナ席
中央の下手側、B-8
カメラな人の感想です。

モーツアルト 
ディヴェルティメントヘ長調K.138
この曲は聴いたの初めて。
(ゲネなどは省く)

立ち上がりの音でしびれた。
音が低弦から高音へ向かって
駆け上がってくる。

ヴァイオリンのフレーズが
見えないはずの音が
ホールの天井に向かって
駆け上がっていくよう。

音が目に見えるような
そんな演奏だった。

ベートーヴェン
ヴァイオリン協奏曲二長調Op.61
いよいよ塩川先生の出番。

オケがとにかくハモる。
そのハーモニーの中に
塩川先生のソロが
解け合いながら
輝いていた。

高音の調べが
あれほど美しいんだと
オクターブの美しさを
心ゆくまで堪能しました。

弦と弦のハモリだけでなく
管と塩川先生のヴァイオリンの
ハモリもオクターブも
美しい。
音が美しいと言うこと
それだけで、
どれだけ幸せになれるか。

中間部のソロでは
心を鷲掴みにされました。
僕はほとんど泣かないのですが
気がつくと涙が出ていました。

演奏後、
思わず、ブラヴォーが
出ました。
これも初めて言ったかも。

アンコールのバッハ。
ヴァイオリンって
こんな音が出るんだ。
そんな演奏でした。

休憩後、

ベートーヴェン 
交響曲第四番 変ロ長調 Op.40

熱い、躍動する演奏。
緩急、ダイナミクス
どきどきわくわくの演奏。

弦と管のアンサンブル
ハモリが
ビシビシ決まっていく。

管の個人技というか
おそらくこの四番は
管においしい部分が多いのか
唸る部分がたくさんありました。

音を受け渡していくんだけれど
ある部分では
何時楽器が切り替わったのか
分からないところがありました。

それほど、息の合った演奏でした。

演奏後、
やはり思わず
ブラヴォーと言ってしまいました。

かつて10うん年前
お客だった頃
シュッツの演奏会を聴いて
気持ちが元気になって
帰っていました。

その時の感覚を
少し想い出した
そんな演奏会でした。