名古屋ビクトリア合唱団 第4回教会コンサート

座った場所は、教会2階下手側、一番中央寄り。

オルガン曲から始る。
演奏旅行を少し思い出す。

ビクトリアのモテット。
ハーモニーが美しい。
フレーズの終わりが丁寧。

ミサ。
ポリフォニーが本当に楽しめた。
各声部の出もハッキリ分かり
次々と重なって行く様子が
楽しめた。
テノール、アルトの内声がよくまとまっている。
後半、Agnus Deiあたりで
若干、テノールに乱れがあるも
最後まで持ちこたえた。
ずっと聴いていたくなる演奏。

シュッツ ドイツマニフィカート。
よくやった!
ダブルコーラスになり、個々人の声が目立ち
少し粗っぽくなるも、
本質の部分ではブレが無かった。
若々しい演奏。

プーランク クリスマスのための4つのモテット。
良くハモる。
近代の曲のはずが
聴いていると、
原始キリスト教を思い起こさせるような
ある意味、土の匂いを感じるような
聴いている間、
モザイク画やフレスコ画の絵が
浮かんでしまった。

と機嫌良く聴いていたけれど
Hodie Christus natus est
テノール全員で抜いてどうする!!
そういうオチはいらん。
だいいちオモロない。

休憩を挟んでオルガン曲。

木下牧子 「光はここに」。
良い曲です。
初めて聴く曲なので、
どの曲がと細かいことは書けないけれど
ある曲で、合唱とオルガンが
フレーズの追いかけっこをしているところがあり
それが、ビクトリア合唱団の声と
良く合っていた。
歌詞カードを見ることなく
良く聴き取れる演奏だった。

千原英喜「おらしょ」。
混声版のライブを聴くのは2度目。
良い演奏でした。
で、良い曲と思える演奏でした。
出だしのベース、うまい。
久々に聴いて
男声との違いに改めて驚いた。
川畑くんはよく頑張りました。
あれだけの曲を歌って
最後の最後でのソロは
想像以上にキツいもんです。

個人的には
ここ2週間、音楽から離れていたので
おなかいっぱいになりました。
演奏会は3時間とのことでしたが
全く、その時間を感じさせませんでした。

で、この教会、1階と2階では
聞こえ方が違うようです。
私の席では、全般で
聞こえ方でそれほど大きな変化を
感じませんでした。

後半の日本語になったとき
少し荒っぽくなったように
感じる部分があったので、
1階席では、より変化があったと言うことでしょうか。

将来は、そんなこと関係なく
会場が鳴らせるようになると
良いですなぁ。
これから楽しみです。