名古屋ビクトリア合唱団第6回定期演奏会感想
会場は
名古屋市中川文化小劇場。
座った座席は中央通路すぐ後ろの
ほぼ真ん中。
●ビクトリア、モンテヴェルディ、ジョスカン、バーバー
のステージ
指揮によく食らいついている。
ただ、音楽の表現以外の
ムラが気になる。
原因は、歌うときの
顔、視線の向きにあったようだ。
視線が譜面から外れているとき
よく声が飛んできた。
まとまっているだけに惜しい。
今回は全員が声を出している感じが
随所に見受けられた。
特に、このステージの最後の
バーバーのAgnusDeiでは
ダイナミクスの差など
これまで聞いたことのない
声と熱さを感じた。
もちろんそれにより
ハーモニーが若干崩れたり
パートの中での揃いが崩れはしたが
今後のことを考えると
個人的には、好ましく感じた。
●上田真樹/混声合唱とピアノのための組曲「鎮魂の賦」
良い曲です。
随所にソロパートがありましたが
それぞれ健闘していました。
曲の良さが十分に伝わった演奏。
さらに全員が声を出している感じが増す。
●鈴木憲夫/混声合唱曲「地蔵礼讃」
お客で聞くのはこれで2回目らしい。
おもしろい曲だと
改めて思った。
年齢に見合った
熱く若い演奏でした。(良い意味で)
この曲のソロも良かったです。
特に、バリトンソロは
多少傷はありましたが
熱演でした。
今日のこの流れで
あの部分でのソロは
大変であろうと想像に難くないですが
そんなことを感じさせない
熱演でした。
いろんな意味で
次の段階へ進み始めたと
感じた演奏会でした。
団としても、
個々の団員としても
年齢を重ねている様は
とても好ましく映りました。