詳しくはwebに、三重五章録音

先週末、作曲家、柴田南雄の「三重五章」の録音があった。
細かな経緯は省略。
柴田南雄とその時代第二期」というCDに収録するためだ。

録音に臨んだのは
名古屋ビクトリア合唱団
京都モンテヴェルディ合唱団
大阪ハインリッヒシュッツ室内合唱団(一部の有志)
の3団体。

場所は愛知県の知立市にある
リリオホールというところ。

土曜日に午前10時30分から、午後5時まで
録音テストを兼ねたリハーサル。
日曜日に午前10時から、午後7時過ぎまで
録音を行った。
日曜の昼に、大学の合唱団でも
学科でも同期だった友人が
陣中見舞いに来てくれたのは
ずいぶんとうれしかった。
つぶやいとくもんである。

本来、1年のうちで一番余裕のあるはずの時期が
緊張とともに過ごすことになった。

結論を言えば録音はうまくいき、
その成果となるCDはこの秋に出るそうだ。

以下は個人的な感想。
よりによって、移動日の金曜の朝に
扁桃腺の炎症を起こしてしまった。
ここまで、半年以上保っていたのに
ここに来て、こうなるとは不覚である。

医者に行き、
声帯に炎症が及んでいないことを確認
ただしその周りはかなり腫れているらしいので
無茶すると、声帯にも及ぶと警告された。

まあ、それは今まで何度もあったこと。
しかし、今回は録音である。

声に負担のあるであろう箇所も
いくつかあり、
土曜の朝に声出しするまで
日曜の朝に声を出すまで
緊張して臨むことになった。

薬の効きは、ゆっくりとしたもので
のどの痛みが消えたのは
録音が終わる頃だった。
声帯そのものに腫れが及ぶことなく(たぶん)
終われたのにはホッとした。

通しのライブ一発録音だったら
こんな風には行かなかったかもしれない。

それと、演奏旅行以来
久しぶりに声を合わせたわけだけれど
ようやく、馴染めたような気がした。

今後、共演してみたくもあり
演奏を聴いてみたくもあり
何とも複雑な心境におそわれた。

年齢も、住んでるところも、
仕事も、ここまでの経緯も
様々な人たちが、音楽でつながって
録音に臨んだことが、今となっては
不思議な感じだ。

今年は夏に男声合唱も再びあるので
今から楽しみだ。