若いとはこういうことだな

関学グリーと阪大男声の
ジョイントコンサートに行ってきた。

関学グリーは黒人霊歌
阪大男声は花に寄せて。
合同は多田武の富士山。

アンコールは斎太郎節だった。

関学グリーの黒人霊歌
一曲ごとに拍手が出るなど
実に若々しい演奏だった。
選曲も成功していると思う。

斉唱でぐいぐい押していく様式は
まさに男声合唱
ソロを歌った二人も良かったと思う。

セカンドのソロは良い味が出ていた。
バリトンのソロは、声質にもう少し明るさがあれば
なお良かったかも。
どちらも、歌詞は若干分かりづらかった。

阪大男声の花に寄せては
なかなかいろんな意味で
難しい曲を選んだなという印象。
とても良い誠実な演奏をしていた。

パートソロが出てくると、
どうしても、うーんと言うところが。

この曲を
新体制の初のステージに持ってくるのは
なかなか勇気があるなと思う。
良い部分があるだけに
そうでないところが少し残念。
楽譜を見ていないので、ハッキリとしないけれど、
前半の曲のテンポがずいぶん速いように感じた。

関学グリーと阪大男声の選曲の差が
ずいぶん出たように感じた。

合同の富士山。
100人揃うとさすがに凄い。
浅井さんは相変わらず、
ちょいちょい富士山の形を指揮に入れていた。
しかし、ハードな曲なようで
後半に向けて、トップテノール
コロコロさえずっていた。

ここまで、両団、合同総じて
オクターブが意外と合っていないと感じた。
それと5度。
これにこだわるだけで、ずいぶん変わると思うけどな。
同声合唱なので、合っているように聞こえるけど
オクターブは、予想していたより
合っていないところがあった。

アンコールの斎太郎節。
これが宮城県民謡だと初めて気がついた。
高校の時、混声合唱のうっぷんを晴らすため(?)
男声合唱で遊ぶとき良く歌っていた。
さすがに100人は迫力があった。
それと両団が上手く解け合って
良い演奏でした。

色々書いたけれど、
男声合唱の良さは充分に出ていた。
高校生や中学生が聴いていたら
間違いなく、かっこいいと思ったろうし
僕も、俺もやりたいと思っただろう。

それほどまでに瑞々しく、力溢れたステージだった。