三重大学合唱団第51回定期演奏会

津リージョンプラザお城ホールにて。
津新町で降りて10分程の所。
近鉄は何度か利用しているが、
この駅で降りるのは初めて。

大阪に住んでいるので、
非常に静かな印象を受ける。

ホールは市役所に併設されている。
すぐ近くには津城跡。
少しブラブラするも、
茶店も見当たらず、ホールへ。

流石に知り合いには会わない。
(休憩中に名古屋ビクトリアのメンバーが来ている事がわかる)

会場のほぼど真ん中に座る。

ビデオ撮影のためか、
会場ほぼ中央の3列を潰しているのは、
どうかと思った。

オープニングの学歌。
舞台入りがえらく揃っていた。
ああいうのは練習するのかな?

声の第一印象。
すごく元気。
少し違和感あるも好ましく感じる。

そのあと団員によるMC
この後も要所要所で、MCが入る。
大阪ではあまり見ないので、面白い。

袖に引っ込むことなく、
そのまま第1ステージ。
これも初めて見た。
これでいいと思う。

1ステも2ステも聞いたことがなかった曲。

声も良く出ているし、
たくさん練習しているのは、見ていてわかる。
ハツラツとして、印象は良い。
歌っていて楽しそうだ。

だけれど、僕は途中から聴くのが少し辛くなってきた。
微妙にハモってないのだ。

リズムとか表現、ダイナミクスは、練習の跡が見えて、
とても良いだけに、その微妙なハモらなさが
実に残念だった。

原因はピッチと音程の取り方か甘いせいだ。
そのおかげで、オクターブと5度が微妙に決まらない。
微妙ゆえ、気がつかないケースが多い。

解決法は実にシンプル。
声のピッチをキーボードにより徹底的に治す。
音程も、同じく、キーボードを使って徹底的に治す。

これだけ。
これだけだが、これを行うためには
発声の習熟度と密接な関係がある。
いわゆる素振りみたいなもんだ。
これを各人が徹底する。

そうすれば、今とは違う景色が見えてくるはず。
そして、さらにその先があるのだ。

音楽への愛を彼らに感じただけに、残念だった。

企画ステージにもその微妙にハモらないのが出てしまった。

気を吐いたのは、クイーンの曲。
それ以外の曲も悪くないんだけど、以下略。

最後の雨ニモマケズ
流石に揃ってきた。
熱い演奏。
しかし、ピッチと音程の曖昧さが出て、
1曲目のアカペラ→ピアノ伴奏
他でも、ピアノ伴奏→アカペラ→ピアノ伴奏
で、微妙に調性感が崩れる、もしくは
違う調に聞こえる、という場面があった。
でも、ここまでのステージに比べると、
ずっと揃っていたし、
グッとくる演奏だった。

ここ数年、幾つかの大学の定演を
聞きに行く機会があったが、
きれいに小さくまとまる物が多い中、
今日の演奏は、
若者の特権のように、
大きくはじけて、はみ出し、
聞き手に迫るものは久しぶりに聞いたように思う。

個人的には、好きな演奏だ。
そして、少し懐かしい感じがした。
(昔の自分を少し思い出した)

今後、どうなっていくのか、
気になる団が増えてしまった。
エライコッチャ。