東京公演終わり・・・

すはあと2つ。個人的には邦人、30周年、東京公演とハードな本番が続いた。それだけ歌うチャンスをもらったと言うことなんだけど、やっぱりハードでした。千原英喜先生の作品は大好きなんだけど、組み合わせるプログラムによっては、歌い方をうまくやらないと声が残らなくなってしまう。(テノールのソロにハードなのが多いと思うのは気のせい?)何もかもが予定通りに行くことは少ないので、ゲネが押してしまったりすれば、それに合わせて、本番へコンディションを持っていくしかないのだ。今回やったラプソディーイン・チカマツに関しても、ゲネから本番へと持っていくかでいろいろ考えてしまった。というのは、ハードだからといって、ゲネでセーブして歌ってしまえば、本番どのような感じになるかうまくつかめないわけで、結局は本番に近いテンションで、本番に近い声の出し方でゲネをすることになる。そうすると、本番までの休憩中に、何とか回復させるしかないんだけれど、これがなかなか難しいのだ。


本番開始に間に合わず、歌いながら徐々に調整していくことも時にはある。お客さんのためには自分の都合なんかかまってられないのだ。今回はオケが第1ステージだったのでずいぶん助けられた。


とにかく歌い続けられる限りは、お客さんのことを考えて歌っていこうと思う、今日この頃であった。