浮かんでは消える

何かいいことを思いついたとしても
書き留めるものがなければ
それは泡のように消え去ってしまう。

仮に、そういったメモなしに
覚えておこうとしても
それだけを考えていくわけには
いかないから
日常を過ごす中で
その思いついたことは
やはり泡のように消えてしまう。

もし、幸いにも
書き留める道具が身近にあったとしても
書いていく過程で
違うものになっていくことも
しばしばだ。

思いついたことの
言語化は難しい。

だからこそ、
文章で人の心を動かす技は
すごいと思う。

今日も電車の中や
歩きながら
色々思いついたことは
あったけれど
書き残せたのは
この、思いついたことがあった
という文章だけだ。

考えを文章にするのは難しい。