派遣と出会い

先日の喫茶店でのこと。

隣に座った男性二人組のこと。

どうやら派遣会社の社員と
採用面接に来た人の
組み合わせ。

席が近いので
聞き耳を立てるまでもなく
会話が全部入ってくる。

仕事の内容と注意事項の説明。

無断欠勤、遅刻は駄目
突然辞めるのも駄目
早退は基本駄目
病気の場合は必ず診断書が必要
など。

内容はそれほど突飛なものではなく
仕事するなら
当たり前のことばかり
だけれど
二人のやりとりに
違和感を感じた。

面接を受けている男性の方は
30歳前後か
言葉を選ばずに言うなら
定職に就いてきたようには
見えない。
それは二人のやりとりからも
伺えた。

違和感の正体を
正確に言うのは難しいが
おそらく社員の人の対応に
冷たさと、
相手を値踏みしているのを
感じたからかもしれない。

ただ、面接受けている方も
面接ならもう少し
こざっぱりした格好の方が
良いんじゃないかとも
思ってしまった。

どう見ても
今から遊びに行くような格好だ。

仕事見つかって続くと良いな
と思った。

もう一つは電車の中。
目の前の男女の会話。

知り合いか
カップルか
最初はよく分からなかった。

が、会話の最後の方で
どうやら出会い系サイトを通じて
知り合った二人のようだった。
それも知り合ったばかり。

身近に利用している人を知らないので
どこかバーチャルな感じしか
受けていなかったのだけれど
こうして目の前にすると
そういうシステムが機能していることを
否応なく実感することになった。

「派遣」も「出会い系」も
そのとっかかりを目の当たりにすることが
今までなかったので、
正直、良いとか悪いとかではなく
少し驚いた。