演奏旅行日記22 風、演奏会、雨

ホテルから、サンタルチア駅前の
船着き場へ移動。

当初、この近辺で各自昼食を取る予定だったが
急遽、現場付近で
みんなの分をまとめ買いすることに。

演奏会場まで、チャーターした
船での移動だ。






雲が増え、風も少し出てきた。

到着するはずの場所を
少しオーバーして
逆戻りして目的地に到着。

おかげで、海からのサンマルコ寺院を
少し拝めた。
(だから問題ないだろう?とは船長の弁)

今日の会場は
S.Maria del Rosario (vulgo Gesuati) 教会。
ロザリオの聖マリア教会とも言うところ。
ガイドブックには載っていない。



ひとまず教会に荷物を置いて、
まとめて頼んだ昼食が
みんなに配られて
教会の外で食べた。

目の前のお店で頼んだ模様。

その後、ゲネプロ
着替えとあわただしく
あっという間に本番。

今日は全部歌えることになった。
(後で、このスタイルが一番やりやすいことに気がつく)

オルガン側で、
フレスコバルディのSancta Maria。

オルガンの位置が
礼拝堂奥の下手側二階。

そこに至る経路もなかなか興味深かった。
礼拝堂奥の下手側に
小さな礼拝所があり、
その奥のカーテンを過ぎて
階段を上る形になる。
そこが、良くも悪くも
片付けてない風体で
教会の舞台裏を見たような
気になってしまった。

演奏初っぱな、
昨日の4人でスタンバイ。

お客さんは結構いっぱいで
礼拝を進めながらの
コンサートになった。

喉の調子を整える意味で
教会音楽中心のプログラムだった。

それでもお客さんは
喜んでくれた印象だった。
最後、はける位置を間違えて
礼拝堂奥へはけてしまった。
最後、一人がはけるまで
温かい拍手。

しかし、実際に着替えるのは
教会後ろ下手側。
タイミングを見て出たけれど、
思ったより、お客さん残っていた。
しかし、会場からはける
僕らに再び温かい拍手が。

良いお客さんでした。

ゲネプロ含めて、
教会に滞在したのは
2〜3時間程度か?

外に出るとすっかり雨だった。



つづく•••。