演奏旅行日記24 わずかな時間で・・

朝、あまり天気は良くなかったが
時折、雨がぱらつく程度。
なので、朝食後
ホテルの全容が気になってしょうがなかったので
集合までの間にちょっと散策。

自分の部屋から見える路地は
ホテルからサンタルチア駅前へ向かった
最初の角を曲がった道だった。
ずんずん歩くと、
自分の部屋の窓が見えるまで
ずいぶん距離があることが分かった。
もう少し歩きたい衝動を
押さえてホテルへ帰る。
後日、確認するとホテルは
アルファベットのPの形をしていることが
わかった。

部屋に戻ると、路地の壁に反射して
歌声が聞こえてくる。

ちょうど階下の江戸さんとみやこさんの部屋だ。
それに引かれるように
目の前の屋根の上にカモメがやってきた。
下のハモりに合わせつつ
演奏会の準備をした。
ロビーに集合。
教会は演奏会直前しかゲネが出来ないとのこと。
近くの施設を使わせてもらえるとのことで
演奏会準備をして
向かうことになった。

今日は水上バスでの移動。


お客さんも多く、
全員が一気に乗るのは無理で
2つに分かれていくことに。

行き先は昨日、帰りに乗った
アカデミア橋駅。

向かう間に、
少しずつ天気が回復。
雲間から日の光も見え始める。

水上バスでは、
いくつかの出会いがあり、
旅行者と話が弾んだ人もあったようだ。

程なくアカデミア橋駅に到着。
そこから橋を渡って、
演奏するステファノ教会を少し過ぎたところに
練習会場はあった。
ホテル?の礼拝堂?
的な場所。

不思議な空間でした。

荷物を置くと、
時間はわずかでしたが
サンマルコ寺院を見に行くことに。

ヴェネツィアに来て
サンマルコ寺院を見ないのは
さすがにもったいないと思われ。





練習場から
細い路地を縫って
サンマルコ広場へ。

リュックが寺院内禁止なので
何人かが預けて
その後サンマルコ寺院内へ。
寺院としての静寂さとは無縁で
凄い人。
天気も晴れてきたのでなおさらか。

少し歌えるかと期待するものの
責任者がおらず断念。

サブリナのガイドが付いていたものの
最後尾を歩いていたため
あまり聞こえなくて残念だった。

その後、運河沿いに
元の練習場まで戻った。




この頃には、空は晴れてきて
日が差してきた。
昨日、演奏会の帰りに雨だった道は
晴れるとまた違う顔を見せ
同じ道にもかかわらず、
新鮮に感じたのは印象的だった。


つづく・・・。