京都C.モンテヴェルディ合唱団第45回定期演奏会感想

会場の響きが
予想以上に変わるという
出来事があった(ようだ)。

後半、空調を切ってからは
問題なかったように感じだ。
2階部分の気温の高さは異常だったので。

今回の演奏を聴いて
妙な既視感(既聴感?こんな言葉はない)に
襲われた。

ソプラノが一本になってきた。
アルトも鳴ってきた。
ベースも一本になり鳴ってきた。
テノールがバラバラだった。

課題はテノールだろう。
他がそろってきた分
バラバラさが目立った。

歌った事のある曲もいくつかあり
テノールが決まらないと
こうなるというのを聴けたので
個人的には参考になった。
特に、アンコールの「よもすがら」。

決してテノールが下手なわけではない。
他パートが、そろってきたのだ。

それに追従できなかった分
テノールが目立った。

しかし、この点が克服できれば
よそにはない、
面白い響きが立ち上がってくるだろう。
次回の演奏会が楽しみだ。

最近、世の中に蔓延している。

他にはない
自分(or自分たち)独自の
オリジナル。

今までにない新規性、
未だかつてない。

そんなものは
ほとんどない
って、誰か言った方が良いと思うけどな。

ほとんどは
真似することから
生まれているのに。

あるものを
他へ転用することによって
生まれているのに。

いつからか、
新規性、独自性
他にはない唯一性なんて
言われ始めた。

その幻想をもとに
自分の内に生まれた
と思いこんでいる
もしくは生まれたどうしようもないもので
勝負する。

わかりやすいところだと
今の民主党政権

自民のやり方は駄目だ!
と言って、己のやり方で
今現在の体たらく。

良いところはそっくりいただき
駄目なところを切り捨てれば良かったのに。
全部、ご破算にした。

真似する、模倣する
参考にする事は
いつからそんなに地位の低いものになった?

良いと思ったものは
盗めばいい。
敬意を持って。

0から生み出せる天才は
それほどいるわけではない。

自分が天才ではないのなら
良いと思ったものを真似して
盗めばいい。

自分が天才だと思う人は
勝手にやればいい。

盗んだところで
そっくりそのままにはならない。

でも、その過程で
得るものがたくさんあるのだ。

敬意を持って盗まなければ
それを真似ることは出来ない。

学校で、そう言うこと教えてるのかなぁ?