反省点多し

今回の本番、
声のコントロールが効かなくなる場面があった。

40歳を過ぎたあたりから、
似たような状況は何度かあったが、
本番まで引きずったのは初めてだ。

録音を聞く限りにおいては、
おかしな所はないが、
このままで良いわけはない。

体の調子が悪くても、
声帯のコンディションは
今まで何とか保って来きただけに、
今回のことは教訓にしなければならない。

本番の日に
体調をベストに持っていけることは
理想だけれど、
あるレベルよりは下がらない
と言う状況を作り出しているのが実際のところだ。

それを日々、更新しつつ上へと持っていく。

だから、かつてのベストコンディションは、
今の最低レベルだったりする。

それを体と相談しながら、
日々、向上させていく。

だから終わりがない。
終わりがあるとしたら声が出なくなる時か
死ぬ時だろう。

それは何時かではなく、
比較的、視界に入ってきている、
リアルな未来だ。

今はそこに向かって、日々過ごしている。

30代前半までは、
それは霞の向こうで、
ぼんやりしているか、
視界には入って来なかった。

でも今は、だんだんはっきり見えてきている。
その意味で、年の始めの演奏会で
こんなことがあった意味は大きいかもしれない。

厄年明けはこういうスタートになった。