ゆく河の流れは絶えずして

星くんが配っていた『方丈記』覚書に目を通す。

今やっている大河ドラマ
リンクしている事実に驚く。
明日放映の回がまさに
鴨長明が生まれた頃の話で、
清盛の死の時、彼は25〜6歳。

人生における良い時期かと思いきや、
平家の隆盛で、おそらく一時的に良くはなるんだろうが、
政治的にはきな臭いわ、
大火事、竜巻、父親亡くすわ、
福原遷都で世の中がメチャクチャで、
周りには餓死した人が累々と。

その後、大地震で壊滅的なことに。
方丈記の記述を見る限りにおいて、
津波があった事実も確認できる。

その記述もライブ感がある。

ここで、はたと思う。
日本という国土はこの繰り返しだったんだろうな、と。

この20年ばかりの間に
2度の大震災。大火。
先日の竜巻。
大恐慌並みの経済混乱
政治の混乱、
カルト宗教によるテロ。

後の人が振り返ったら、
なんと、あの頃の人々は・・・
とでも言いそうである。

そうすると、今の世にも、
人しれず、鴨長明している人が
沢山いるんだろうな。

それの現出がブログであったり
Twitterであったり
facebookであるなら、
日本人の利用が多いのもうなづける。

日本の国土が
そんな人を、今も昔も
生み続けているのかもしれないなと
そんなことを考えた。

良い覚書、ありがとう。