浮世絵の夏 −納涼と花火− 〜国貞、国芳、広重ら 人気絵師の競演〜 - JR KYOTO ISETAN

実に面白かった。
少し前に、幽霊画妖怪画の展示会にも行ったけれど、
日本画、浮世絵は面白い。

タイトルにもあるように、
納涼と花火がメインテーマで、
いろんな絵師による浮世絵を見ることが出来た。
江戸時代に、品質の良い和紙と
豊かな色が安定供給されていたことに
感動を覚える。
そもそも、海外に伝わったのは、
ものを運ぶ時の包み紙にしていたって話だから、
今で言う新聞やチラシくらい
潤沢にあったということだろう。

その中で、僕の琴線に触れたのは
歌川国芳だ。

彼の絵からは、風を感じた。
他の浮世絵が「絵」なのに対し、
歌川国芳の絵だけは、
「時間」が切り取られていた。

明らかにそれを意図して
描かれているのを感じ、
僕はすっかり気に入ってしまった。

図録以外にも本を買ったが、納得。
僕は以前から歌川国芳の絵が気に入っていた。
妖怪画の「がしゃどくろ」は国芳さんだったのね。
それが確認できただけでも、
今日はごきげんである。

http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/floorevent/index_7f.html#ukiyoe