今日は窓口業務

2ヶ月に1回ほど回ってくる。

OBの人と現役の研究員が窓口に座って
来客の対応をする。

人によっていろいろ感じ方は違うけど
僕にとって、
この窓口業務はホッとする時間なのだ。

とりあえず、
ここ以外にウロウロしなくて良いし
運良く窓口に来るお客さんが少なかったりすると
集中していろいろ出来るのだ。

今日は、そこそこ静かで
集中していろいろ出来そうだ。

とにかく夏合宿(11日〜15日)までに
いろいろしなければならない事が
山積みである。

ここが踏ん張りどころである。

来る10月29日に
僕の所属する合唱団で
バッハのマタイ受難曲をやることになっている。

前回、演奏したのは96年だったので
実に10年ぶりになる。

参考にしようと思い
前回の演奏の記録がないか
ホームページを見に行った。

前回は96年の3月31日だ。

で、見に行って驚いた。

前回演奏のデータはなかった。
というより、その時
ホームページが存在していなかったのだ。

ホームページ左上を見ると
公開されたのが96年4月18日
となっている。

マタイが演奏された直後に
ホームページが立ち上がったようなのだ。

と言うことは、メールもなければ
当然メーリングリストも存在しない。

団員でもメールアドレスを持っていたのは
ごく限られた人だけだった。

それ以前は、そういった手段なしで
音楽活動をしていたと言うことになる。

今の合唱団でのインターネット利用頻度を考えると
当時の様子をちょっと想像できない。

はっきり言って
今、インターネットが何らかの原因で
ダウンして復帰できないような事態が発生すると
様々な弊害が起こることが予想される。

でも、それ以前は、そういうものなしで
活動していたんだよなぁ。

インターネットはもはや
ガス、水道、電気と並んで
生活に欠かせない
インフラになってしまったことに
気が付いてしまった。
(少なくとも自分にとって)

今は、ネットでデータが探せることが
当たり前になってしまっている。

便利さに浸かりきってしまっているけれど
それを自覚しつつ、
賢く距離をとっていくことも
大事なのかなと、今回のことで
考えた。

ある意味、
先進国に限った話ではあるけれど
人類は、インターネットと言う道具によって
物理的な距離を
個人が超越するという
特異な時代に、これから否応なしに
飲み込まれて行くんだろうなぁ。

未来から、この時代を見たとき
どういう評価をされるのか
興味をそそられるところではある。
そこまで生きてはいないけれど。

産業革命に匹敵する変化が
今、訪れているんだろうなぁ。