まもなく定演

堺のサンスクエア会場にて。

若い人に交じって
僕より
遙か上の世代と思われる
OB・OGもちらほら。

お、知っている人もおった。

今日はカメラマンも兼ねている。

いつもとは違う席に陣取った。
まもなく始まります。


堺市駅横のサンスクエア堺にて。

部歌からぐっと引き込まれた。
声量がある。
そしてハモっているので
ホールが鳴っていた。

第1ステージ
混声合唱のための「新しい歌」信長さんの曲。
最初から団員の声量があるのに驚く。

学生の演奏の多くが
最初からエンジンがかからず
後ろに行くほど声量が増していく演奏が多い中
最初からエンジンがかかっている印象。

ニゾンが美しく、ピアノともよくハモっている。
そして何より合唱がよくハモる。
III「きみ歌えよ」では
詩と、音楽と、歌い手が
ぴったり一致したと
感じる瞬間があった。
ベートーヴェンがニッコリ微笑んだような。

第2ステージ
混声合唱組曲「未来への決意」憲夫さんの曲。
今日は、最初からエンジン全開。
アカペラを繊細に聞かせてくれる。
クレッシェンドが力強い。
やや、ピッチが下がるところもあったが
ピアノが入ると、すぐに回復する。
ピアノとアンサンブルできている。
(意識しているかどうかは別にして)

このステージでも
ピアノとハーモニーを作れていて
終始、良い音が鳴っていた。

はじめの2ステージ、pとfの差も
はっきりしていた。
当たり前なんだけれど、
徹底するのは難しい。
ダイナミクスも楽しめました。

第3ステージ 企画もの。
みんな芸達者。
思い切りが良いので
楽しませてもらいました。
転換の間は、お約束です。
しかし、今の子でも
笑うセールスマン」知ってるんだねぇ。

第4ステージ
混声合唱とピアノのための「信じる」松下耕さんの曲。
最初からエンジン全開だったが
ここで、さらに声量が増す。
当間先生とのやりとりに
敏感に反応し、音楽の表現がさらに増した。
詩と音楽と、歌い手の一致を
このステージでも感じた。
今の彼らの年だからこそ
一致を見た、そんな印象だ。

言い方が難しいけれど
このステージだけが突出している印象はない。
全体通して密度が濃く
充実した演奏会だった。

アンコールは、千原さんの
雨ニモ負ケズ」から終曲、「雨ニモ負ケズ」。
詩の詠唱から入る。
演奏は初めて聴きました。
(また、変更箇所があるなあ。)
良い曲だなぁと思いました。
と思える演奏でした。

本当ならここで感想は終わるはずなんですが
ロビーコールが良かったんです。

あんなにハモるロビーコールは
あんまり聞いたことがないですね。
ベースが良い音出していました。
なるほど、あれなら
ハーモニーは安定するはずです。

それとテノール良かったです。
ハモれるテノールだったです。

今日の彼らは
実に合唱でした。
合唱を聴かせてもらいました。

みんなで歌う、
この簡単なようで
難しいことが
きちんとできた上で
音楽していました。

実に楽しい夜でした。