私が歌う理由(わけ)3

前回

結局エレクトーンは転校するまで続けた。
小学校2年生一杯までだ。
 
小学校3年の時、香川に父親の転勤の都合で、
転校することになり、
それを境に止めたのだった。
 
結局とりあえず両手で弾けるかな(?)
というレベルに留まったのだった。
しかし右手はずいぶん進化し、
テレビの主題歌を耳でコピーし
メロディラインだけなら弾けるようになっていた。
 
それからは音楽の授業だけが、
音楽する唯一の時間となる。
 
香川の坂出は、自然が一杯で、
外で遊ぶことが多かったのだ。
 
そんな中、合唱との最初の出会いがあった。
おぉ、やっと出てきた(^^)
 
母親につれられて、PTAコーラス
いわゆるママさんコーラスを見ることになったのだ。
母親がそれに通ったのかどうかは忘れた。
 
が、少なくとも僕はその日から

 
合唱が嫌いになった。のだった。

 
理由は至ってシンプル。
 
「大勢で歌ってるくせに
 歌詞が全く分からない
 全く聞き取れないのが腹立つ」
 
だった。当時の僕はそれが許せなかったようだ。
 
そんな深い考えがあったとは思えないのだけれど
 
シンプルに「歌にとって歌詞は大事」と
 
思っていたようだ。
 
このことを境に少なくとも僕は
「合唱」が嫌いになり
以後それがしばらくの間、続くことになるのだった。
 
・・・・つづく
そう、僕の合唱暗黒時代が始まったのだ・・・って大げさか・・・。