不便を享受する

とりとめもなく。

便利で、
早くで、
安くて。

昨今、世間は
そういうものを求める風潮が
あるなぁ、と
思う。

先日もニュースで
仕入れや
店での展示を工夫することにより
人員も削減
結果的に
販売価格を下げ
競争力を上げることが出来たと。

ただ、その陰で
減った人はどこへ行ったのか
削減したコストは
どこへ跳ね返ったのか
気になった。

どんどん
便利になっていくのは
良いけど
その陰で、
仕事がなくなっている。

便利、安い、早いは
商売にはなるけど
過剰になると
過当競争になり
かえって、暮らしを悪くする
そんな気が最近している。

適正な価格ってあると思う。

それが少々高くても
みんなで享受すれば

適度な利便性
過剰でない利便性ってあると思う。

それが少々不便でも
みんなで享受すれば

多少は世の中
変わるのかなぁ。

コンビニ24時間
助かるし
ありがたいけれど
それが過剰な残業を
誘発していないか?

そういうものがなかった頃
週のうち最低一日でも
店の開いている時間に
帰れたのではないか?

夜中までやっている
ファーストフード店
便利だけれど
早く家路につくと言うことを
妨害しているのではないか?

そこに働く人は
生物として不自然な
就業を余儀なくされる。

それは
本当に
便利なのだろうか?
みんなの幸せに
つながっているのだろうか?

何かそんなことを
考えた。