結局、真意を聞けなかった

思い出話をつらつらと。

いつの本番だったか
柴田先生の曲を演奏した時のこと。
まだご存命だったので
おそらく、96年以前か?

まだ合唱団に入って間もなかったと
記憶している。

演奏が終わった直後
柴田先生の紹介があり
舞台上に向かってこられた。

するとあろうことか
僕の方へ来られて
手を取り握手して
ある言葉をかけてくれた。

余りのことで、
なんて返事したのか
全く覚えていない。

後にも先にも
柴田先生と直でやり取りしたのは
それが最初で最後。

あれってどういう意味で
仰ったのか
結局聞けずじまいで
柴田先生は、逝かれた。

柴田先生の葬儀の日、
僕は初めてのヴェスプロに臨んだ。
その日、京都は雪
僕は26歳だった。

ステージ衣装は考えた方が良いな。
何の罰ゲームだって感じでした。

これで少し無理ができます。