EWA CHOR第51回定期演奏会 感想

メモ(ツイッター)を見ながらつらつらと。

出入り含めて演奏会の流れについて。
あれは、緞帳のあるステージ前提なので
緞帳のない舞台用に考え直しても
良いと思うなぁ。

幕間もあんなに暗くしなくても(笑)。

●部歌
ここ数年では、一番ハモっていた。

●1ステ
鈴木憲夫 みすずこのみち
日本語明瞭、ハモリも美しい。パートも良くまとまっている。
音量が最初少ないかと思ったが
表現の一つで、声も良く飛んできた。

●2ステ
A Little Jazz Mass
面白い曲。よく練習しているのがわかる
誠実な演奏。
リズムに乗っている部分と
乗り切れていない部分が顕著。
日本人には敷居が高い?
各パート1〜2で聴いてみたい曲。

と、ここまでハモっているし
特にオクターブが良く合っている。

●企画ステージ
テンポが良いところと、
間延びするところが交互に(笑)
前半の流れのまま行けると
よかったか?
ピアノミスタッチ多すぎ。
合唱は崩れず立派。

●4ステ
千原英喜 ある真夜中に
お客の耳モードにならないと思ったら
去年の邦人で演奏していた。
良い曲だなと改めて確認。
全体としてが音高が低いので
クレッシェンドが聴かない部分も。
所々、練習不足を思わせる
乱れが気になった。
(演奏して間もないので
聴き方が辛くなる)
全体としては、良くハモリ
メリハリもあった。
オクターブの美しさも最後まで持続。

●アンコール
昨年委嘱の「月天子」から「東の雲ははやくも密のいろに燃え」
去年より見違えたくらい
良い演奏。
今年の方がうまい。
って言ったら語弊がある?

●ロビーコール
ここ数年感じていたけど
破綻することなく
うまいんだよな。

人数は決して多くはないけれど
まとまって、声も良く飛んで
なにより、オクターブの美しさが
印象に残った。

否応なしに
震災のことを思い出す。

しかし、昔の町並みまでは
思い出せなくなってきた。

当時住んでいたところも
数メートル、数十メートル離れただけで
全壊した家屋があったし、
職場である鷹取も
激震地だった。

地震があの時間に起こったから
助かっただけで
通勤時間帯でも
勤務時間帯の職場でも
無事では居られなかっただろう。

家族で一人も死者が出なかったのも
不幸中の幸いだった。
両親は揺れで飛び起きていなかったら
タンスに頭を潰されていただろうし、
僕は、本棚が倒れなかったおかげで
助かったにすぎない。

2日後くらいだったか
東灘から鷹取まで
自転車で職場に向かった。

文字通り廃墟で、
町並みは見る影もなかった。

その時からすれば
その爪痕は
よく見なければ
分からないところまで
回復した。

違う街として。

そして、今
僕は、以前の町並みを
思い出せないところまで
来てしまったようだ。