演奏旅行日記9 たどり着けるのかミラノ!

なんやかんやで、
スタートに逆戻り。

よろよろしながら、
ホームに戻ってくると
”Can I help You?”
と声をかけられた。

どう見ても、さっき乗ったはずの
東洋人3人がよろよろして
またホームに戻ってきている。
大丈夫か?こいつら?
ってな感じだったんだろう。

とてもジェントルな感じの
大男の係員でした。
予約をプリントアウトしたものを見せて
説明すると。
空港内案内図をざーっとめくって
ここに行くと良いよ!ニコッ
と教えてくれた。

この間、モノレールが1つ出発。

お礼を言って次のに乗るべしと
並んでいると・・・・。
背後からものものしい雰囲気が。

程なく、次のモノレールが到着。
乗り込んで振り返ると・・・・。
背後にいたのは
たぶん中国の人たちの
それも半端ない集団。

ほら来たで〜〜乗るで〜〜
ほらみんな、乗るで乗るで〜〜
(なんかそんな勢いで)
大河が押し寄せるかのごとく
人並みが、だ〜〜っと・・。

の、乗れるのか?
あれよあれよという間に
モノレールは一杯に。

が、さすがに危ないと判断したのか
先ほど親切にしてくれた
大男のジェントルマンが、
何人かを制止していた。

それでも、人を満載して、
モノレールはターミナル1へと向かった。

つづく・・・・

人並みに圧倒されながら
何とかターミナル1に到着。

セクションAまでは歩いていくとのこと。

が、ここに来て
どのカウンターに行けば良いのか
案内がはっきり出ていなかった。
(少なくとも見つけきれなかった)

そもそも旅の前
中国東方航空は初めてなので
色々調べたり、
こちらから電話したりして問い合わせていたので
どうすればいいかは
あらかじめ分かっていた。
イタリア着いてからマントヴァまでに関しても
かなり調べていた。

が、ルフトハンザに関しては・・・・。
このフランクフルト乗り換えに関しては
全く調べていなかった・・・・・・○| ̄|_

見渡すとルフトハンザのカウンターは多いけど
見える範囲で係員のいるカウンターが見えない。

少し焦る。
インフォメーションで
プリントアウトしたものを見せ
どこへ行けば訊いてみた。

「このみち真っ直ぐズバッと行って
ぶち当たったら左に行きな!」
っていなせな感じで言ったかどうかは
知らないけれど、
とりあえず言われたとおりに行ってみた。

おぉ。何か並んでる。

入り口に立ってたオッチャンに
プリントアウトしたのを見せると
「自動チケット発行の所にいる
お姉さんに訊きな」
ってな感じかどうかは分からないけれど
お姉さんの所に行くと
無言で、自動発券機を操作し始めた。

後はどうにか分かってきて
無事3人分ミラノ行きを発券できた。

後はこの行列に並んで
チェックインだ。

ここまでの道中、
ほとんど写真を撮っていない。
かなりテンパっていたのだ。

そして、無事チェックイン。
フラフラしながら、
少し早いが出発ロビーへ向かった。

あまりにフラフラしていたのか
まもなく出発する
ザルツブルグ行きの搭乗受付係員に
「これに乗るのかい?」
と聞かれる始末。
「いや、僕らはミラノに向かうねん」
と英語で答える気力は残ってた。

ミラノへ向かう飛行機へは
バスにて移動。


小さい飛行機だった。
これで、どうやら
ミラノまでは行けそうだ。
ここまで着けば、後は
誤差の範囲になる。
何かあっても、
今日中には辿り着ける
二人を連れて。
ようやく一息ついた瞬間だった。


つづく・・・・。