演奏旅行日記11 いよいよ、イタリアの地に

2時間もかからず、
我々を乗せた飛行機は
ミラノリナーテ空港に到着。

ターミナルの外観が
城の石垣を思わせる
何ともおしゃれな空港。

実は、ミラノ入りも皆とは
違う空港だった。

他のみなさんは
ミラノマルペンサ空港。
僕らは、
ミラノリナーテ空港。

マルペンサ空港の方がミラノ市街から離れていて、
大阪〜関空くらいの距離感。
対して、我々が降り立ったリナーテ空港は
大阪〜伊丹くらいの距離感だ。

荷物受け取りで、緊張したものの
無事みんなの荷物が届いていた。

これで、演奏にも旅行にも
支障が出ない確率が上がった。
もう少しだ。

ここからミラノ中央駅まで、
シャトルバスを利用する予定。
スターフライという会社の。

空港内の見取図を見るも、
乗り場がいまいち分かりづらい。

少し探すことを覚悟しながら
一番近い出口から外に出る。

•••• スターフライ社のロゴが目に飛び込んできた。
バス停目の前だった。

安堵している場合ではなく、
今にも発車しそうな感じ。
次は30分後にあるけれど、
今乗れることに越したことはない。

軽く自動車道を横断して、
バスの運ちゃんに
「みらの ちぇんとら〜れ すたつぃお〜ね、おぅけぇ?」
と聞くと、そうだ乗れというジェスチャー

三人分で15ユーロ。

バス下に大きな荷物を詰め込んで
バスに乗り込む。
結構ガラガラだった。

高速道路の様なところを過ぎると
やがてミラノ市街に入った。

ようやく、景色を見る余裕が出てきた。
ドイツとは違う街並みと、
新緑にしばし見とれていた。
路面電車が走っているのか。


時間があったら、
一日ウロウロしたいなあと
ボンヤリ考えている間に、
バスはミラノ中央駅に到着した。

つづく••••。

いやあ、何とか辿り着くもんだ。
そんな気持ちで、
ミラノ中央駅を見上げていた。
到着は午前11時頃。

ここは、事前に調べてあったので、
二人を、連れて迷わず
プラットホームのある最上階へ。

巨大な駅に、溢れ返る人。
軽く緊張感が甦る。

今から乗るのは、イタリア鉄道の
正真正銘のローカル線 (鈍行)で
ネットでの予約と、
現地で買うのと差がなかったため
自動券売機での購入を目論んでいた。

券売機の場所もあらかじめ調べていたので、
まっすぐそこへ向かった。

発車が近いのか
ここも、というか駅全体が
凄い人だかり。

事前情報の通り、
自販機は人気がないのか
すぐに操作し始めることができた。

途中1カ所引っかかったけれど
無事、3人分の乗車券購入成功。
1等と2等があったが、
客層が違うとのことと
終盤に来て緊張感の落ちてきたところで
リスクを減らす意味もあり
1等を購入した。一人13ユーロ。

ミラノ中央駅からマントヴァまでは
2時間ほど。
距離的に大阪〜名古屋間くらい。

後は列車に乗るばかりだけれど
発車まで1時間以上ある。
発車予定は12時20分、終点がマントヴァ


駅の隅にあるカフェで昼食を取ることにした。

ピザ3種類と、
水、コーラなど。
一人5ユーロくらい?
最初は凄い人だかりだったのが
食べているうちに
どんどん減って、店内は少し落ち着いてくる。

店のすぐそばに
vodafoneと書かれた店があったので
SIMカード買うべしと
行ってみてたが、無いと即答。

まぁ、次のチャンスを待とう。

午後12時過ぎ店を出て
列車の待つプラットホームへ向かった。

つづく・・・。