心がけていること

歌うにあたって
今、心がけている事。

ある程度本番が近づいてきたり
音が取れ始めた
練習の時、客席が目の前にあり
もうステージに立っていると
なるべく考えるようにしている。

練習が足りていようが
足りていまいが、
いま本番だと。

そうすると、
最初は、思っても見ない所が
硬くなったり、
声の出し方がおかしくなる事もある。

コンディションが良くない時も
当然ある。
仕事でフラフラになり
ボーッとなる事もある。

それでも、いまから本番だと想像する。

目の前にお客さんがいる。
薄暗い客席に、
自分には眩しく熱いライトが当たっている。

待ったなしだ。

良くない状況から
どこまで歌えるか?
どこまで表現できるか?
毎回試す。

できなかった時、
本番で失敗したのと同様に
落ち込む。
原因を考える。

他にやり方はないか
考える。

今はなるべく、そうするようにしている。
本番までそれを繰り返す。

で、本番はいつも通り歌う。

あと何回歌えるか分からないから。

脚本家なのではないか
と、
借りぐらしのアリエッティ
を見て思った。

作画と演出は
今回、初監督の
米林宏昌さんは素晴らしいと思った。

キャラクターに命を吹き込む
と言う手腕においては
宮崎駿さんにも
引けを取らないと感じた。

ワクワクする世界観は
久しぶりだった。
小人はいるんじゃないか
と充分思わせてくれた。

外に出てしばらく
スケール感が戻らなくて
ラクラしたほどに。

ただ、セリフと
ストーリー展開で
もう一ひねり欲しいと感じた。

でも、個人的には
久しぶりにジブリらしい作品と感じた。
満足です。