明るい朝 遅刻なし

一度5時過ぎに目が覚めた。
当然真っ暗。

なんの躊躇もなく、
あと1時間はある睡眠を取るべく寝床へ。
起床は6時から6時半の間だ。
この季節、起きても暗いのだ。

・・・・・・・

すっきりと目覚める。
周囲が明るい・・・・・・!
素早い動きで、枕元の目覚まし時計を確認。
・・・・、7時50分を過ぎている!!!!

飛び起き、着替え、飛び出す。
すでにBGMが頭に鳴り響く。

”かげりのない 少年の
季節は すぎさってく
風はいつも 強く吹いてる

走る走る 俺たち
流れる 汗もそのままに
いつかたどり 着いたら
君に うちあけられるだろ”

走る走るのは俺たちではなく、俺だ。
とにかく急いでマンションの階段を駆け下りる。
しかし、いつも通る地下道は、
おそらく通勤する人で一杯だ。

自転車にたどり着くまでに、
ルートを選定。
少しだけ遠回りだが、信号のない裏道をチョイス。

駅へ向かって走り始める。
いつもは見ない小学生の集団登校の列。
あ、制服なんだって言っている場合ではない。

走る走る。

駐輪場に思考が飛ぶ。
いつもの駐輪場は、この時間だ
空いてはいまい。
しゃーない、ヨドバシの駐輪場に止めよう。
1時間100円は痛いが(帰る頃には2,000円近くなる)
寝坊したペナルティだ。

よし、抜けた!
一応、ヨドバシ裏の駐輪場を見てみる。(150円/1日)
・・・・・!
一つ空いている!!

急ブレーキをかけ、止めた後、
走って駅へ。

改札を抜ける、
電光掲示板を見ると、
時刻は8時6分、
快速は8時7分
新快速は8時11分。

ホームまでまだ少しある。
快速はおそらく無理だ。

いつものコーヒー買おう。
買って、ホームへ駆け上がる。

目の前に止まっている電車に飛び乗る。
よく見ると快速だ。

いやいや新快速でいい。
と、降りて、新快速の列へ。
程無く快速は出発。

一応、ルート検索。
ヨシヨシ、次の新快速で、
職場の最寄り駅に、8時50分に着く。
余裕だ。遅刻は免れた。

しかし・・・・
寝坊して、余裕のない頭は重大な事実を
ここで見落とすことになる。

新快速は調子よく西へ向かう。
芦屋も予定通りだ。

しかし・・・・、
灘駅手前でまさかの減速。
三宮には1分遅れ。
目の前にいる筈の普通電車はどこにもいない。

神戸駅での連絡に一縷の望みをつなぐ。
しかし、無常にも元町駅過ぎで、
またしても減速。

ここでようやく気がつく。
大阪駅で間違えて乗った快速、
あれ発車時刻を明らかに過ぎていたな。
改札に入った時 8時6分

コーヒー買う。(普通ならこの時点で発車していたはず)

ホームへ上がる。8時7分はゆうに過ぎてたはず。

快速に間違えて乗り、わざわざ降りる。
8時7分はおそらく過ぎていた。

【先行列車の遅れ】だ。

当然神戸駅には普通電車の姿はなく、
ルートを再検索。

次のは職場の最寄り駅に
8時55分に到着。
これは大阪駅発の一本あとの新快速と接続。

これは見事に接続していた。
(なんでやねん)

最寄り駅へ着。
走った。
職場へは始業2分前に到着。

数年ぶりの明るい朝であった。