張り子の虎

実年齢より上に見えるというのは、
自分にとっては、長年のネタになっている。

高校の時は大学生と思われ、
大学1回生の時に、就職活動の心配をされ、
学生をしている間は、
社会人に見られることもしばしば。

30歳くらいで、ようやく
見た目と実年齢が一致した矢先、
白髪が急激に増え始め、
再び見た目が実年齢を
遙かにリードする事態になった。

まぁ、話のネタとしてはいいか、
と半ば諦めていた。

が、最近思うのが、
今のこの年齢42歳で、
見た目が上に見えると言うことは、
50歳近くに見られる可能性も
あると言うことだ。

社会的には、50歳前後の頃に
求められる、実力というものが
あるだろう。

しかし、ここで問題なのは、
今の自分に、
50歳前後に求められるような
実力はないのだ。

どんなに頑張ったところで
年相応の実力があれば良い方だ。

背伸びをしてもしょうがないが、
見た目年齢の先行は、
見かけ倒しになる、張り子の虎になる可能性と
常に背中合わせなんだと、
意識しておいた方が良さそうだ。