一つの理想形か?ガラポンTV

うちのテレビは、まだブラウン管だ。
しかも、今から30年以上前のSANYO製。

チューナーはとっくに壊れ、
ビデオデッキのチューナーで見ている状態。
ケーブルテレビのデジアナ変換でとりあえず見れている。
一応、アナログ放送用のHDレコーダーもある。

それでも、最近ではテレビの字幕が潰れて読めないこともある。

そんな話をすると、たいてい驚かれる。
でも、事実だ。

アナログが停波する前後で、
一応地上波デジタルのテレビを検討したことがある。
雑誌の特集号を買ったりして、
何がいいか調査をしてみた。

しかし、種類が多すぎ、
機能が多すぎ、
HD?フルHD?なにそれ?
チャンネル切り替えが若干遅い、
でも、やっていることは、
地上波アナログの延長で、
枝葉が広がりすぎて収集がつかなくなっている。

ケーブルテレビのデジアナ変換が2015年まであることもあって、
早々に購入検討を止めてしまった。

どれも、全く琴線に触れなかった。

ひとつ、どうしても気になるシステムがあったが、
当時は関東限定だった。
詳細を知るほどに、恐らく
このシステムは
僕の琴線に触れるだろうという予感はあった。

それから1年。
そのシステムが全国対応になったニュース。
気がついたら購入ボタンを押していた。
「ガラポンTV」である。

なんとも武骨な本体に、
7つのワンセグチューナー、
アンテナの同軸ケーブル端子、
LANの端子、
外付けハードディスク用のUSB端子、
がついており、
外付けハードディスクに、7つのチャンネルの番組を
24時間、最大60日間録画し続けるシステム。
古いものは順次消されていく。

ネットワークに繋がっていれば、
PCでも、スマホでも、iPhoneでも、iPadでも
いつでもどこでも視聴可能。
最大で約60日さかのぼれる。

録画予約不要なのだ。

あの番組面白かったという話題を聞いて
それが60日以内なら、
後から見れる。

画質はワンセグなので、少し粗くもあるが、
テレビ番組をコンテンツとして扱えるメリットは
大きい。

運用して1週間が過ぎた。

自分が求めていたのは、
おそらく、これだった。

設定が難しかったり、
動作が不安定になることが稀にあるなど、
家電レベルの安定性はないけれど、
TV好きの自分にとっては、
まさしく夢のシステム。

おそらく、今後思ってもみなかった使い道が
次々と見出されるような予感がある。
久々に良い買い物をしました。