読書疲れ

ここのところ、風邪を引いていたのもあるが
読書の集中力が続かない。

読む本の内容は、
歴史、経済、外交、工業、科学技術などなど。

もともと本は読む方だったが、
歴史、経済、外交に偏りを見せたのは、
東日本大震災がきっかけだった。

そういうわけなので、
かれこれ4年ほど、
そういった文献を読みあさり続けたことになる。

スカスカだった自分の中の年表に、
限りなく事実と思われる出来事が、
パズルのピースのように埋まっていく。

そして、そのピース同士が
思いがけなくつながり、
それと呼応するように、
不明瞭だった視界がはっきりする瞬間も
多くあった。

その中で得られた知見は、
真実は静かに、自ずから語る、
虚偽は騒がしく、誰かによって大声で繰り返される

真実は、自ずから繋がっていく、
虚偽は、誰かによって無理やり繋げられる

真実は、発見され、
虚偽は、誰かの手により造られる

真実は、思いの外シンプル、
虚偽は、複雑化していく

真実は朽ちない、
虚偽はボロボロに崩れ落ち、それを取り繕うために
肥大化していく
ということ。

自分が『絶対』を連呼することを嫌っている理由は
その後ろに虚偽が見えるからなんだろうな、
と少し納得した。

と同時に、そういう知見に当てられて
疲れてしまったかもしれない。