不自然なほどにマスクが増えた

仕方がないんだろうけど今朝は不自然なほどにマスク着用している人が多い。休校の影響か乗客も少なめ。こういうコトって、実際に起こるんだなと思った。致死率の低さが、まだ救いだろう。本番に向けて(強毒性のパンデミック)今回のことは教訓にすべきだろう。

あいにくの雨模の中
しらかわホールにて。

座った席は、1階席
中央通路より2列目の中央。

●1ステ:T. L. de ビクトリア
「エレミア哀歌」より

初めて聴く曲だった。
人数増えたなぁという第1印象。

声の立ち上がりは
良く鳴っている。
ビクトリアの名前に恥じない
熱い演奏。

指揮者の音楽にもよく食らいついている。
テノールに声の疲れは見えるも
崩れることなく保っている。

シフト替えがもう少しスマートになると
良いなぁ。

●2ステ:C.モンテヴェルディ
MAGNIFICAT 6声

聖母マリアのための夕べの祈り(ヴェスプロ)
後半部の曲。
お客として聴くのは2回目。
(演奏側にいること多し)

難しい曲なんだなと
改めて認識。

パートが割れたとき
がんばり過ぎか、
まとまりに欠ける部分が一部あったのが
少し残念。
テノールのブレスがそろってしまうのは
今後の課題か。

一番印象に残ったのは
ソプラノ平野資子さんのエコー。

ずいぶん前に、
ほんの一瞬だけれど
アンサンブルすることがあり
その時にも、勘も良いし
声も良く合うなぁと思っていた。

当たり前だが、
その時よりも良くなっていて
聴いていて
得した気分になった。

全体としては、
後半に行けば行くほど
合唱団がのってきて
ハーモニーもまとまってきた。

テノールも後半に行けば行くほど
良くなっていった。
見習いたいもんだ。
7月に一緒にやれるのが楽しみだ。

【休憩中】
柴田先生の奥様で、構成などを手がけていた純子さんを
本当に久しぶりにお見受けした。
以前、東京公演の際、ご自宅に合唱団の何人かで
お邪魔して以来だった。
ずいぶんお年を召された印象だったが
お元気そうで、少しほっとした。


●3ステ:千原英喜
混声合唱組曲 月天子
作詞:宮沢賢治

ついこの間演奏したばかり。

お客として聞けるのは初演から数えて2回目。

より、ハーモニーの変化がよく分かった。
歌詞もよく分かるし、
声の響き、ハーモニーの立ち上がりが
曲の良さを引き出している。

歌詞と曲が
良く合っているなぁと
改めて感じた。

●4ステ:柴田南雄
歌垣

ライブで聴いたのは91年
シュッツ合唱団が演奏しているのを
聴いて以来2回目。
(僕が入団したのは93年)

実に面白い曲だ。
そして新しい、そう感じた。

男女が実際に歌垣を行う
第2章「つくはねの」

演出が面白かった。

和歌を団員が選んで
その詩で歌うという試みも
効果を上げていたと思う。

欲を言えば、その歌詞それぞれを
もう少し聴きたかった。

要望があるとすれば、
曲間の移動は、もう少し
各自が意図を持って
演出の流れとして
動けると良いなぁ。

「つくはねの」の部分でも
しっかり演技している人と
まだ照れが残っている人との差が
見えてしまっているので
もう少し、気にして欲しいな
と思った。

しかし、2回目のシアターピースとして
良い演奏だったと思いました。

全体として、回数を重ねるごとに
演奏が良くなっているので
このまま行って欲しいなぁ
と思いました。

ここ2年くらい、名古屋ならではの
楽しみなしに
(おいしいもの食べたり、どこか観光に行くなどがない)
演奏会のみを聴きに来る
と言う形になっていますが
それでも、全然かまわないと
思わせてくれる
そんな演奏会だったと思います。

12月が今から楽しみです。

P.S.
恒例でも無いんでしょうが
帰りの新幹線で、
千原先生とがっつり話すと言うのが
続いていて、これも楽しみの一つです。

今回の話も面白かったなぁ。