京都Cモンテヴェルディ合唱団第50回定期演奏会感想

会場は京都文化博物館

会場は満席。

前半がモンテヴェルディで後半が邦人曲のプログラム。
ここでお客さんをするのは
随分ひさしぶりだ。
(ここの会場までの道で少し迷った)

1ステ マドリガル
テンポ感、フレーズ感がともに軽快。
多少言葉が不明瞭な部分があるも、
マドリガルの面白さは出ていた。
アルトの安定感のおかげか、
背骨がスッと通っている。

2ステ 6声のマニフィカト
いい演奏でした。
二人のソロも良かった。
ヴェスプロをお客で聴ける日も近いか?

3ステ 遠くへ
TCMCの人が精緻な演奏と言っていたが
まさにその通り。
ダイナミクスの差もよく出ていて、
それでいて歌詞もよく伝わる。
改めていい曲だなと思った。
谷川俊太郎さんの世界観とも
よく合っている。

4ステ 飛行機よ
この曲は個人的に好きな曲。
歌詞はほぼ覚えていた。
曲の流れも、テンポ感もグッと来た。
終曲へ向かうアタッカが、絶妙。
この曲をやりたいと思った人
きっと多かったと思う。

全体を通して、この演奏会を聴かなかった人は
かなり損をしたと、もったいないことをした、と思う。

今後も、このような演奏を期待したい。
そのために、奏者は常に
声の出し方に対しては自覚的であればいいかなと思う。
今回の良い演奏も、
ある狙いを持って、取り組んでいたなら、
最良のフィードバックになるだろう。

それに対し、
いや、なんかしらんけど、うまいこと行った(笑)
ならば、演奏中、ゲネの時、その前日、
自分がどうだったのか?
思い出すだけでもいいと思う。

それをもう一度やってみて上手くいくのなら
続ければいいし、
行かないのなら、
また色々試せばいいし。

とにかく次も楽しみにしています。